2018年03月22日

ペタンク競技の基本について考える(7)遠心力

ボールを投げる時に身体にかかる運動エネルギーの大きさを理解することで、どのようなフォームが合理的か、有効なのかを知ることが出来ると考えています。

ボールが飛んでいく、放射される時のエネルギーは円運動の遠心力が主要ですので、その遠心力に対応する求心力を自由にコントロールする方法を習得するのが課題です。

遠心力のエネルギーの大きさは重量が一定であれば、角速度と円の半径に比例しますので、ボールを持っている腕をどこまでバックスイングし、どのような速度でダウンスイングし、どの放射角でボールを手離すかで決まり ます。

投球する場合、ひとつにはバックスイングをする腕の高さの位置を一定にして腕を打ち下す速度とボールを放射する角度を調整し、飛距離を決めている選手と、二つには腕を振り下ろすバックスイングの速さを一定にし、後ろに振り上げる腕の高さとボールの放射角を調整して飛距離をコントロールしている選手とがいます。
YOUTUBEの映像 
 https://www.youtube.com/watch?v=ByQ_Le7H7Yc
 この映像の中で、この点に注目して観察すると、その選手のフォームの特徴がわかります。特徴的にフランスの Dylan rocher選手は、常にバックスイングの腕の高さを一定にし、飛距離に合わせて腕を打ち下す速度と放射角を調整して投げています。日本人がlocher選手のような投げ方は出来ませんが、バックスイングを大きくすることの意味合いを知ることが出来ます。

一方、バックスイングは小さいけれど腕を打ち下す速度で飛距離を調整する投げ方ではMarco Foyot選手に代表されるのではないでしょうか。次回、Marco Foyot選手のフォームを観てみたいと思います。


 

  

Posted by ペタンクロウ at 22:42Comments(0)ペタンクの投げ方ペタンクの競技

2018年03月15日

ペタンク競技の基本について考える(6)コツ

(前回の投稿に続く)
今、世界のペタンク競技の世界で優れたフランスの選手の投球フォームを観てきましたが、その投球フォームで共通する点は「投球時の肩口のポイント」が安定しているということでしょう。

それは投球時にボールを飛ばす遠心力の運動法則を上手に利用していることなのですが、遠心力を十分に働かすためには求心力、即ち「ボールを手離す直前の腕にかかるボールの重力に耐える力」が必要になってきます。
もし、この求心力が遠心力より小さければ円運動の中心点、肩口が前方に引きずられて動いてしまい、遠心力が小さくなって狙ったボール、地点より前に落下することになります。 

この遠心力に対する求心力を安定させる方法、フォームの作り方が、ペタンクの投球で一番大切な「ポイント」コツなのではないでしょうか。
このテキストのはじめに書いた「ナンバ」のフォームが、このコツの重要な要素と考えています。

この「ナンバ投げ」について「ペタンクの投球法・ナンバ投げの術」として一冊の小書にまとめてみました。僭越で口幅ったいとは思いますが、あくまで私個人の経験と実践を踏まえての拙論を纏めたものです、参考にして頂ければ嬉しい限りです。 頒布しております。メールでお問い合わせください。(Makiik@yahoo.co.jp)
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Posted by ペタンクロウ at 19:59Comments(0)ペタンクの投げ方ペタンクの競技

2018年03月13日

早くも7年が経ちました。

3月11日。今から7年前、2011年3月11日14時46分。

この日は1年365日の中で最も忘れることが出来ない日です。東日本大震災。

肉親,縁戚、知り合いなど人の命と、営々と築いてきた家屋敷と財産を一瞬のうちに失った人達の悲しみはは測り知れないものがあります。
この日、いずこのTVの画面にも冷酷に映し出される「あの日」の津波の襲来の情景。

 決して消えることのない心の傷、そして未だに生きることに今なお非情な苦難を受けている人にとってはいたたまれない情景の映像なのです。

 だから負の遺産は、観ることのない「ストーリー」として語り部の形で語り継ぐ覚悟が出来ても、津波の襲来の映像と悲惨な被害の現実をそのまま残すことは大きな苦痛とトラウマの復元になり耐えることが出来ないことなのです。自分自身、当時の津波の映像はまっとうに正視することが出来ません。ひどく気持ちがざわついてきて落ち着かなくなり、辛い、ある一種の恐怖に襲われるからなのです。

 福島の原発の崩壊で発生した放射能の被害は7年を経ても少しも解決していません。100㎞b以上も離れている仙台市内の放射能測定器は「0.06~0.08」μsbtシーベルトの数値を変えることなく毎日示し続けています。これが現実です。
仙台市役所前の放射線値測定器


 そのような日々、ナンデ、突然に亡くなるノ。あれほど元気でいた知人が?心臓由来の死因?とか胃癌?とかと聞いてひどく不安に駆られるのです。これは昨今の情報です。放射能の影響か否かはわかりませんが、気持ちはよくないのです。

21世紀が少数の人間の勝手で悪魔の世紀にならないように。と願っています。


  

2018年03月05日

ペタンク競技の基本について考える(5) フォーム

(前述)のボールを投げる時「腕の動きを大きくする」目的は、ティールするボールの位置がどのような距離にあっても対応出来る投げ方にするためです。

ボールが飛んでいく距離の長短は遠心力の大きさと放射角等で決まります。
では、この遠心力の大きさとは何なのかというと----凡そ角速度と円の半径で決まります。 「角速度」? とは腕を後ろにどこまで振り上げて、振り上げたボールをどれだけ早く打ち下ろすかです。 「円の半径」とは腕の長さですが、実際の腕の長さではなく、円運動の半径として振れる腕の動きの長さになります。

「放射角」とは、ボールを手から離す位置の角度です。
ペタンクのボールを投げる人にとっては腕の長さは一定ですから角速度の増減とボールを手離す角度で距離の長短に対応しています。
この角速度も放射角も円運動が物理的に成立している場合であって、円の中心の位置が揺れ動いて円の中心点でなくなっている時は円運動も遠心力も求心力も働かないということになります。

YouTubeのpetanque で動画を観てください。投球時、身体が大きく動いているように見えますが、円運動の中心である「肩口」は動作の始めから終わりまで動くことなく一定で大きな円運動の動作をしていることに注視してください。

フランスの選手ロシェエ(Dylan Rocher)ロビノ(Stephane Robineau)ラクロワ(Henri Lacroix)スショウ(Philipe Suchaud)キャンテ( Philipe Quintais)フォーヨ(Marco foyot)
https://www.youtube.com/watch?v=jzzsP9_XF7o&t=1525s

 それぞれの選手はフォームが違っていても投球時の肩口のポイントは安定していて動いていない点に注目してください。選手はそれぞれ投球時、遠心力を最大限利用できるフォームを作り出しているのです。
(この続きは)次回にします。   
 


  

Posted by ペタンクロウ at 00:33Comments(0)ペタンクの投げ方ペタンクの競技