2017年08月11日

選手には審判員資格が必要か


ペタンクは世界のスポーツです。日本独自にルールを作ったり、システムを作るのは勝手でしょうが、喜ばしいことではないと思います。
2017年の第32回日本ペタンク選手権大会の開催要項を見ると、参加を希望するチームの選手には「審判員資格を有する者」が必要だと記載されている。何の説明も公表されない全く意味不明の条件である。常識的に考えてあり得ない条件である。
競技者と審判員が同一人物で、どうして試合中に公正で公平な審判、判定が出来るのだろうか。審判員が選手で、選手が審判員で、競技はどうなるのかね。そんなスポーツ見たことも聴いたこともありません。
 旧知のペタンク愛好者で「ペタンクは相互審判の競技」と根拠不明の信念信条を持ち続けている人がいるだろうけれども、現在のルールを正確に精査すれば、そのように思いこむ要因はなくなったといえる。
旧規則(2010,10・izmir)第30条第2項では「各チームは相手チームに対する確認(ボール、テラン、ライセンスなど)を行う責任がある」とチーム選手相互に監視、確認の責任が記載されていたが、今回の改正でこの項目が削除されたこと。また
旧規則(2010,10・izmir)第25条では両チームが計測出来るが、改定された規則(2016.12・madagascar)では加えて「審判員のみが計測出来ると定めることが出来る」と記載され、審判行為の独立が示されている。
ましてや審判員は今回から違反行為を厳密に監視し、黄色、橙色、赤色の違反カードを適正適時に掲示しなければならないという責務が新たに加わったのである。
このように今回改訂された規則では、審判員の責務と権限は、旧前の規則と比較にならないほど重大で厳正さを求められる内容となっている。とても試合中、選手が片手間に審判、判定できるような安易な規則改訂にはなっていないことである。
ペタンクの競技大会で選手が審判員を兼務するなどあってはならないと思う。選手はあくまで競技に専念してこそ、ペタンクのレベルアップにつながり、競技の醍醐味をみせることが出来るのだと信じたい。
 大会参加資格に「審判員資格」の有無が規定されているのは常識では考えられない発想である。

  

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2017年06月08日

新ルールの採用

どうして日本ではペタンクの新ルールを1月ではなく10月から採用するのだろうか。

理由は不明である。

既に新ルールは世界では1月から採用実施されている。
改正された競技規則は、全面的な大規模な改正ではないことは、このブログで逐条紹介してきた。
実際インターネット上、YOUTUBEやFACEBOOKなどで公開されている試合の実況画像を見ればわかるようにスムースに競技は展開している。

それが日本だけ10月から新ルールを採用するということはどういうことだろうか。その期間世界のペタンク界と一切交流をしない、試合に参加しないという表明と同じ意思表明になるのでは?それに10月には大概の大会はほぼ終わっているではありませんか。

今回の新ルールの10月実施の決定は、屋外スポーツのペタンクとしての季節的条件や社会的環境、競技大会の開催時季、また世界のペタンク界の動向を配慮しない、特異な閉鎖性が顕らわにしただけのように思えます。

 今、新ルールを採用して競技をしていますが、試合は混乱どころか規律もマナーも秩序よく円滑に進捗できているのが実際です。  

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2017年04月26日

「ペタンクの競技規則」の変更まとめ

4月19日、春の明るい便り、桜の開花情報が各地から伝えられている。今は東北地方を北上中、青森県弘前市の弘前城の桜は枝ぶりが大きく周囲の景色と相俟って花の美しさをより増しているようだ。桜の薄紅色が石垣、堀と見事に調和がとれているのがいい。
 
 今回の「ペタンク競技規則」の改訂で、一番大きな変更箇所はビュットの投げ直し禁止と、反則時に黄色、オレンジ、赤の3段階別のカード提示だろうと思う。
 試合中、審判員がカードを提示して反則行為を宣言すれば選手も観客も大会関係者も、誰の目にも明確に判るのだから判定の紛糾で無駄な時間を費やすことがなくなるだろうし、試合進行の円滑さにもつながるだろうと思う。

 35条の罰則規定に該当する反則行為、反則カードが提示される項目をピックアップしてみた。

1、サークルの外に足が出たままでボールを投げた時。(6条)
2、サークルを踏んだまま投げた時。(6条)
3、ボールを投げた時、サークルから足が地面から離れた時。(6条)
4、ティールをする時、ティールするボールの前をキレイにならした選手。(10条) 
5、ボールを投げる時、ボールを拭かないで泥や何かを付けたまま投げた時。(16条)
6、試合中、コートで試し投げをした選手。(18条)
7、1分間の投球時間をオーバーした選手。(21条)
8、足でボールとビュット間の距離を計測した選手。(26条)
9、試合中、審判員の許可を得ないでコートを離れた選手。(32条)

 試合中、審判員は常に目を光らして反則行為があったかどうかを監視していないといけないのかも知れない。大変だ。サッカーやラグビーの審判員と同様に常時、確かな注視と厳正な判断力が求められるのかな。緊張しますね。





 







  
  

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2017年04月21日

ペタンク競技規則の変更(9)

4月、全国各地から「桜開花ニュース」が伝えられ、ご当地も桜が満開、明るさが増してきて喜んでいます。屋外でボールを握る感触も戻りはじめ、競技も面白さが増してきています。
さて、4月の年度はじめの忙しさが一段落したところで、漸く規則改訂を再び見ることになりました。

ペタンク競技規則の変更(9)

第39条 悪質な言動
この条項は以前「無作法な言動」というタイトルでしたが、その意味合いを強めて「悪質な言動」と規定し直しています。この改訂の意図は「罰則」の条項同様、フランスをはじめ西欧諸国のTV等で報道されることが多くなったペタンクの試合では選手たちの服装や態度等が問われたのではないでしょうか。
「選手たちはキチンとした服装であることが求められ、とりわけ上半身裸で競技することを禁止する。また安全のためにも足の指先から踵まで完全に保護された靴を履くこと。」そして「競技では電子たばこも含め禁煙とする。同様に試合を通して携帯電話の使用を禁止する」の条項が追加されたのです。

以上、今回改定された競技規則を見てきましたが、その目的は競技の進行の迅速化と合理化を図ったことだと思います。日本でも世界のペタンク球界に遅れることなく敏速に適応能力を高め、国際大会でも成果を上げられる取り組みが求められているのではないでしょうか。

  

Posted by ペタンクロウ at 16:27Comments(0)ペタンクのルール

2017年03月21日

ペタンクの競技規則(6)

今回は第24条から条文を見てみます。
「規則に違反して投げたボール」は無効になり、取り除かれ、またその投げたボールで動かされたボールは「マークがされていれば」元の位置に戻せる。ことになっていましたが、今回からは第35条の罰則に当てはまる「規則違反」の場合は、対応が違うのです。

ではこの25条にある「第35条罰則」に該当する「規則違反」とは何かと言うと「第6条サークルの規則」「第10条障害物の移動」「第16条最初に投げるボールとその後の投球」「第18条投球とコートを出たボール」「第21条投球の時間」「第26条得点の計測」「第32条遅刻のチームと選手」の条項にある「第35条適用」の規定違反のことなのです。

今回から審判員は、選手が競技中、規則違反の場合、その違反が「第24条」に該当しているのか、「第35条」に違反しているのかを正確に判断しなければならないのです。
審判員は即時判断して処置しないと競技は混乱するでしょう。審判員の責務が増すことになりました。

第25条は変更なし。第26条「得点の計測」では「選手たちは審判員が計測中は2m離れていること」 /となり、測定時に覗きこんだりして邪魔してはいけないことになったのです。また同じ26条で「主催者の決定で試合のテレビ放送中継の場合は、審判員のみ計測の権限があると決められる」とあり、「テレビ映り」の見映えが考慮されています。

第27条「取り除いたボール」では「選手が競技中のコート内のボールを拾い上げた時、そのチームにボールが残っていれば、そのボールを投げることは出来ない」/という条文が追加されました。ペタンク競技はチーム競技なので、勝手にボールを拾うという「一人よがり」の行為、判断が如何に試合をダメにするか、を知ってほしいと思うことかと思います。

第28条に変更なく、第29条「ボールとビュット間が同距離」の条文で「両チームともボールがない時、そのメーヌは無効」で、「チームのビュット権は前のメーヌで得点したチームか、くじ引きで勝ったチーム」と説明が加わりました。
第30条、第31条は変更なしでした。

次回は「第32条」から見てみたいと思います。
  

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2017年03月18日

ペタンク競技規則の変更(5)

3月も中旬、春分の候とはいえ仙台は「春のお彼岸前後に雪が降る」という言い伝えがありまして、今年も違わずに雪が降りました。
 それでも今までに比べ些か暖かくなってきました。最低気温は0℃以下になることもないのですが、最高気温はまだ10℃以下です。

 ペタンクを屋外でするにはまだまだの感がしています。それでなくても花粉症と風邪には注意しなければいけない季節です。鉄製のボールを握っても冷たくなく気持ちよく投げられる気候になることを待っています。

 さて、前回ペタンク競技規則を10条まで見てみました。そのあとの12条、13条に変更はなく14条で「メーヌ途中でビュットがコート外にでて無効になった時の措置」で、両チームともボールが残っている時、と、残っていない時、何れの場合も次のメーヌを始めるチームは「前のメーヌで得点をしたチーム」もしくは「くじ引きで勝ったチーム」という規定が追記されました。
 第15条、第16条、第17条、第18条に大きな変更はありませんでした。第19条での新たな追記は「一旦、無効区域に行って無効になったボールが何らかの理由でまた有効区域に戻って来てビュットや他のボールに当たって動かした場合」は元の位置に戻せるのですが、その場合も「ビュットもボールもマークされていることが条件」になりました。強いティールを打つ選手が居て、柵がコートの直ぐ後ろに設置されていてボールが跳ね返ってくる心配の時には大事な規定だと思います。第20条で文章の表現が変わったところがありますが、意味合いは変わらないようです。 第21条「投球時間」では、ビュットを投げる時間の制限は1分以内で変わりませんが「3回投げる」文言は削除され出来なくなりました。
 第22条、第23条とも変更はありませんでした。
次回は第24条からとします。
   

Posted by ペタンクロウ at 00:24Comments(0)ペタンクのルール

2017年03月11日

ペタンクの競技規則変更(4)

大分暖かくなってきました。でも未だ水も冷たく屋外で鉄のペタンクボールを握って遊ぶには寒すぎます。ボールを握って冷たさを感じなくなればよいのですが、寒い時期に無理してボールを投げても余り得策ではないようです。筋肉は緊張し、血管は収縮して身体活動にはマイナスでしょう。むしろ暖かい室内で筋トレに励んだ方が賢明です。
 さてペタンクの競技規則ですが、前回第6条で次のような条文が新たに付加されたのを見落としていました。「投げるボールが残っている時、選手がサークルを拾いあげた場合、サークルは元の場所に戻すこと。ただし相手選手のみボールを投げることが出来る」と書かれていました。自分のボールを投げ終わったらサッサとサークルを拾い上げる身勝手な選手にとっては大変ですね。「ゴメン」では済まなくなりました。
 第7条「ビュットを投げる距離の規定」の変更箇所を見てみると「投げたビュットが境界線から1m離れていること」が「時間制限のある試合」では「境界線から50cm離れていればよい」という規定が新たに付加されました。またビュットを投げる方法ですが、「前項の規定条件内でビュットを投げられなかった場合、相手チームが規定条件内でビュットを投げる。また相手チームは順番でビュットを投げる時には最大距離に投げられない位置にサークルが後退していれば前項の規定に従ってサークルを後退できる」と記述が変更になりました。この箇所の条文は従来の記述でも説明過剰で判り難い文章でしたが、いわば「ビュットを最大距離に投げられるところまでサークルを後ろに下げてもいいのですが、その場合はちゃんと規定に沿って投げて下さい」という意味合いと理解しています。
 競技開始の最初のボールを投げるのは、メーヌの最初に「ビュットを投げる権利」を得たチーム」であることには変更はありませんでした。
第8条、第9条には変更がありませんでした。第10条「障害物の移動」では「これらの規則を守らない選手は第35条の罰則が適用される」と。今までの「罰則第34条」が「罰則第35条」と条項が変更になりました。というのは従来の「第10条の2」が「第11条」に変更したので順送りで「第34条」が「第35条」になっただけなのです。
 それと、この第10条に「とりわけティールするボールの前をきれいにすること」が「罰則第35条」に抵触することが明記されました。ですからボールのくぼみを1か所埋める時は充分に気を使って下さい。
 長くなりました。次回にします。
今日で大地震大津波の大災害から6年が経ちました。しかし何年経とうとも災害の事実と人間の記憶は消えることはありません。問題は歴史をどう伝え続けるか、忘れずに未来にどう活かしていけるかということと思っています。災害に遭った人達、亡くなった人達のことを忘れてはいけないと。合掌。


 
  

Posted by ペタンクロウ at 16:40Comments(0)ペタンクのルール

2017年03月07日

ペタンクの競技規則変更(3)

ペタンク競技規則第6条は「投球サークルと競技の始め」方が書かれている大事な条項です。今回の改訂でサークルの扱い方や、ビュットの投げ方が今までと大きく変りました。
 試合で固形サークルを使用するかしないかは主催者の責任で提供しなければなりませんが、そのサークルも折り畳みと固形のサークルがあり、この使用方法についても「もし両チームがその選択をする場合は、くじ引きで勝ったチームに権利がある」と規定されています。また選手個人が持ってきたサークルの使用も認められるようです。
「折り畳みサークルはとりわけ硬さの点から言えばFIPJP公認のモデルがその必要条件を満たしており認められる」と書かれています。
 そのほかビュットを投げる前にサークルの位置をマークすることが義務つけされました。
大きな変更というのは「くじ引きを終えてビュットを投げる権利を得たか、または前のメーヌで得点したチームはビュットを1回だけ投げられる。もしそれが無駄に終わったら相手チームが競技規則の範囲内で好きな場所に再度投げることとなったのです。今までのように規定距離範囲内にビュットを投げる権利は3回あったのですが、今回の改正で1回になったのです。失敗すれば次は相手チームがビュットを投げることになったのです。
 そのほかの改正箇所は「サークルから足が出たり、離れたりした場合」「サークル外の地面に触れた場合」は新たに第35条の罰則が科せられることになりました。

次回は第7条を観てみたいと思います。

   

Posted by ペタンクロウ at 01:02Comments(0)ペタンクのルール

2017年02月25日

ペタンクのルール変更

 FIPJP(国際ペタンク・プロヴァンサル競技連盟)はH.Pでペタンクのルール変更を公表しています。
アドレスは http://fipjp.org/index.php/fr/reglement です。
 
今回改正されたルールの特徴点は、私がみるところでは
1.今までは条項数が40条でしたが今回1条増えて41条になりました。
2.文章上の矛盾点や説明文の修正がされているようです。
3.より判り易い説明になっているようです。

競技規則第1条、第2条は変更がありません。
第3条「公認ビュット」の条項では「ビュットの重さは10g~18g」と付け加えられました。
第4条「ライセンス」では国際試合参加時の選手、選手団の登録の方法が記載されていますが、従来よりも参加資格の必要書類が明確に記載されています。
第5条は文章の構成が従来の文章と変わって記載されています。これは次回にします。  

Posted by ペタンクロウ at 23:05Comments(0)ペタンクのルール

2009年02月09日

投球はバリアフリー

 前回に続き、ペタンク競技の魅力を書いてみます。
 ペタンク競技は、はじめに投球する選手がグラウンド上に直径35cmから50cmまでの任意の大きさでサークルを描き、そのサークルの中に両足を入れて投球するのがルールです。

従ってサークルの中に両足が入っていれば、立った姿勢でも座った姿勢でも車椅子でもOKのバリアフリーで投球出来るのがペタンク競技の特徴です。

立った姿勢と座った姿勢の投球フォームをイラストで描いてみました。
またペタンクの本場フランスで車椅子で試合に臨む一流選手のHector Milesi(エクター・ミレジィ)氏の写真です。




 
  

Posted by ペタンクロウ at 20:17Comments(0)ペタンクのルール